一人暮らしを始める時にはたくさんの家電が必要になりますが、そのひとつに電子レンジがあります。冷めた食品を温める以外にも、蒸し野菜などの調理に使う、パスタを茹でる、オーブン機能など様々な利用方法があります。
今回は一人暮らしにぴったりな「電子レンジ」の選び方について解説します。
電子レンジでできるいろんなこと
まずは電子レンジを使ってどんなことができるのか、便利な使い方を見ていきましょう。
冷えた食品を温める
これが一番オーソドックスな使い方です。冷蔵庫に入れていた料理や、冷凍庫で保存していたご飯、冷凍食品などを温めることができます。
冷凍保存していた肉を解凍する
冷凍庫で保存していたお肉をほどよく解凍し、料理に使いやすい状態にします。 ギリギリ包丁が入る程度の固さに解凍し、必要な量だけ切り分けられる半解凍機能がついたものもあります。
野菜に火を通す
野菜を容器やラップで包んだ状態で電子レンジにかけることで、火を通すことができます。これを蒸し野菜や、温野菜と呼びます。火の通りにくい野菜にあらかじめ火を通す下ごしらえとして使用したり、電子レンジにかけた後はそのまま食べることもできます。
パスタを茹でる
100円ショップに売っている容器を使えば、電子レンジでパスタを茹でることができます。火を使わずに調理ができるので便利ですね。塩をしっかり入れると、美味しく茹でることができますよ。
お湯を沸かす
マグカップなどの耐熱容器に水を入れ、電子レンジを使用することでお湯を沸かすことができます。コーヒーや紅茶、インスタントの味噌汁やスープなど、少量のお湯を沸かす時にはとても便利で、一人暮らしにおすすめの使い方です。沸騰したお湯の扱いには十分に注意してください。
オーブン機能を使う
オーブン機能のついた電子レンジであれば、使い方がかなり広がります。簡単なところでは市販のピザの温め、グラタンやドリアなどのオーブン料理、ケーキやクッキーなどのお菓子づくりにも使えます。
食パンをトーストする
実は今回一番紹介したかったのはこちらの使い方です。オーブン機能がついている電子レンジ限定ですが、オーブントースターのように食パンをこんがりトーストできます。オーブン機能はピンとこなくても、この使い方なら気になる方は多いのではないでしょうか。
一人暮らしの電子レンジは何で選ぶ?
一人暮らし用の安価な電子レンジは基本的な機能にほとんど違いがありません。比較するとしたら以下の3点になります。
最大ワット数
最大ワット数は500ワット~1000ワットぐらいまで様々あります。ワット数が高いほど温めるのにかかる時間が短くなります。ワット数を上げてもさほど値段は変わらないので、長く使うことを考えるとなるべくワット数の高いものを選びたいですね。
ターンテーブルかフラットか
電子レンジには丸いターンテーブルの上に食品を乗せるタイプと、フラットな台に乗せるタイプがあります。フラットの方がお手入れはしやすいですが、温め方に多少偏りがでることもあります。大した違いではないので、好みで選んでも問題ないでしょう。
オーブン機能の有無
こちらが一番大きな違いになります。オーブンとしての使い方が自分にとって必要かどうか、考えて決めてください。食パンを焼きたいけどオーブントースターを置く場所がない方は迷わずオーブンレンジで代用しましょう。
一人暮らしにおすすめの電子レンジを紹介
とにかく安すぎるアイリスオーヤマの電子レンジ
なんとアマゾンで5980円(執筆時の価格)で買えてしまう、アイリスオーヤマの激安電子レンジ。200ワット、500ワット、700ワットの3種類のワット数で使用が可能です。
実は東日本と西日本では電気の周波数が違いまして、こちらの電子レンジは各周波数専用になっています。お住まいの地域の周波数が違うと使用できませんので注意してください。転勤や引っ越しの可能性がある方も要注意。
最高950ワットでトーストもOK!シャープのオーブンレンジ
最高で950ワットまで使えるシャープのオーブン機能付き電子レンジ。容量も20リットルと少し大きめです。ターンテーブルを外すとトースト用の網があり、食パンを一度に2枚までトーストできます。